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眠りに入ると通常の睡眠時間よりも寝過ぎてしまう…また大型連休などがあると、24時間の中で寝ている時間が2/3以上になっている等…

こういった異常に長い睡眠時間を不定期にとってしまう方は、反復性過眠症(はんぷくせいかみんしょう)※という睡眠障害かもしれません。

※または周期性傾眠症(しゅうきせいけいみんしょう)とも言います。

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寝過ぎてしまう反復性過眠症とは?眠っていても動ける?

まずこの反復性過眠症は、1日に通常の睡眠時間よりも長い時間(16~18時間)眠り続ける状態※が、3日~20日程度続く症状が特徴です。1年に何度もこういった期間を繰り返し経験します。

※これを傾眠期(けいみんき)と言います。通常のうとうとする傾眠とは少し違います。

眠っていても動ける?

ただ長時間眠っているのですが、ご飯を食べたり、トイレに行ったり、人と話したりすることはできます。ですが、基本的には過眠状態なので意識は朦朧(もうろう)としているため、そういった行動をした記憶はほとんどありません。

またこういった反復性過眠症の際には、異常な食欲(過食)や性欲、攻撃的な精神状態を引き起こすことがあります。※クライネ(クライン)・レビン症候群と呼ばれます

そしてこの反復性過眠症が発症しやすいのは10代が中心で、30代ぐらいまでには自然と治るといわれています。

女性よりも男性に2~3倍ほど多く見られます。

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反復性過眠症の原因は分かっていないが…

現状、この反復性過眠症の原因は分かっていません。

ですが、人によって色々なことが引き金で反復性過眠症が起こることが確認されています。

例えば…

  • 風邪
  • 飲酒
  • ストレスを感じたとき
  • 疲労を感じたとき
  • 会社の連勤が終えたとき
  • 月経(生理)等…

個別に考えると様々ですが、いずれにしても何かをきっかけに起こるのがこの反復性過眠症の特徴と言えるところです。

反復性過眠症の症状はいくつかの時期に分かれる

何かしらのきっかけでこの反復性過眠症の傾眠期に入ってしまうわけですが、この反復性過眠症には傾眠期も含め大きく4つの時期に分類されます。

前駆期 めまいや等の頭重感、体の倦怠感、離人症のような症状が傾眠期の前触れに表れる(前駆症状)
傾眠期 強い眠気を感じ3~20日以上毎日16時間以上の睡眠時間が必要になる
回復期 自然と睡眠時間が短くなり日中や昼間でも起きていていられるようになる
間欠期 この間は特に健常者と同じような睡眠リズムで過ごせ、スイッチが入ると傾眠期に入る

基本的には、前駆期→傾眠期→回復期→間欠期→傾眠期※と、このサイクルを繰り返します。

※前駆期の前駆症状はない場合もあり、↑で述べているように何かをスイッチに直接傾眠期に入っていきます。

反復性過眠症の治療法とは?傾眠期になると治療法がない?

そして反復性過眠症の治療法としては主に傾眠期を防ぐための治療法になり、傾眠期になったときの具体的な治療方法が実はありません。

ですので、普段から炭酸リチウムという躁鬱病(そううつびょう)で処方される薬を使い、不定期で予測できない傾眠期の発作を事前に抑えるという方法が一般的です。

それ以外の治療法(予防法)

そして、↑で挙げた反復性過眠症(傾眠期)になるきっかけを防ぐという治療法(厳密に言えば予防法)は薬物療法以外にも方法はあります。

簡単に言えば、反復性過眠症の傾眠期に入るきっかけとなることに対処していくという方法です。

例えば、女性であれば月経の始まりと同時に反復性過眠症の傾眠期に入る場合は、ピルを使用し月経を予防することで、傾眠期の期間を短くしたり、症状が軽くなったりします。

まとめ

  • 反復性過眠症の症状は、年に数回、普段の2~3倍程度の睡眠時間をとり、3日~20日以上続くのが特徴
  • 反復性過眠症の原因は明らかではないが生活の中でのきっかけが発端でなりやすい
  • 反復性過眠症の治療法は主に予防が主で、飲酒がきっかけで反復性過眠症になる場合は禁酒をしたりなどケースバイケースで対処していく

ちなみに反復性過眠症には、ナルコレプシーで見られる突然睡魔が襲ってくる睡眠発作や、体の力が抜けたりする情動脱力発作(カタプレキシー)等はありません。

また睡眠中の外部からの刺激への反応の鈍さや、目覚めたときの状態等は特発性過眠症と少しですが似ています。

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