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不眠症の原因とは?一番多い原因とは?

今現在、日本人の5人に1人が不眠症を含めた何かしらの睡眠の悩みや問題(睡眠障害)を抱えているといわれています。

こういった睡眠障害のなかでも一番多いのが不眠症です。ですが、不眠症の原因は非常に様々です。

もし、現在なかなか眠れなくて不眠を感じる人は、自分がどういったことが原因で不眠なのかというのは知りたいものです。

ですので、不眠症の原因はどういった種類があるのか?をまとめています。一般的に不眠症の分類は睡眠障害国際分類では11種類に分かれていますが、この記事では分かりやすく9つにまとめています。

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ストレスが原因の一次性不眠症(精神生理性不眠、適応障害不眠症)

ストレスなど精神的緊張や不安や心配事等によって引き起こされる不眠を一次性不眠と言います。

不眠症の中でも最も多い原因が一次性不眠症です。

その一次性不眠症のなかでも【適応障害不眠症(急性不眠症)】と【精神生理性不眠(神経症性不眠症)】の二つに分かれます。

適応障害不眠症(急性不眠症)

仕事でミスをしてしまって落ち込んだり、気になることがあったりして一時的に眠れなくなる不眠を適応障害不眠症(急性不眠症)と言います。誰にでも起こる不眠です(軽度なストレス性の不眠症)。

ミスや気になっていることを忘れるとすぐに不眠の症状は改善することが多いので、ほとんどの場合治療は必要はありません。

ちなみに、旅行や出張先で枕が変わると眠れないというのは、適応障害不眠症の仲間に入ります。

また日曜日の夜に「月曜から仕事だ~」と憂鬱になって眠れなくなることを「日曜不眠症(サンデーナイトソムニア)」と呼びます。これも一種の適応障害不眠症のような軽度なストレス性不眠とも言えます。

精神生理性不眠症(神経症性不眠症)

そして精神生理性不眠症は眠れないことが原因の不眠重度なストレス性の不眠症)で、精神生理性不眠症が最も多い不眠症の原因です。

眠れないことが原因の不眠というと分かりにくいですが、基本的な原因は適応障害不眠症と一緒でストレスが原因です。

元々の不眠の原因になっている不安や心配事が解消されても、すでに慢性的に眠ること自体に強いストレスを感じているため眠れなくなっているというが精神生理性不眠症なのです。

また、この精神生理性不眠症は「条件反射(条件付け)不眠」とも言われます。

例えば、精神生理性不眠症の人は”寝室(ベッドや布団)=緊張して眠れない場所”や”、”布団に入ると眠気がなくなる”等というように体が条件反射的に眠りに対して強い不安を抱いて眠れなくなるという症状があります。

ただ、適応障害不眠症とは反対に旅行先のホテルや旅館や友人の家に行くと、ぐっすり眠れてしまったします。

こういった精神生理性不眠症になると、本格的に睡眠専門医に見てもらうなどの必要が出てきます。

精神生理性不眠症になる人に共通しているのは、神経質な性格の方が多いのが特徴で、適応障害不眠症等が悪化するとこの精神生理性不眠症にもなりやすくなります。

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睡眠に対する思い込みが原因の逆説性不眠症

逆説性不眠症というのは、しっかりと眠っているのに眠れていないといった症状を訴える不眠症です(睡眠状態誤認とも言われます)。

例えば、最適な睡眠時間は人によって違うのに「8時間睡眠しないといけないのに、自分は毎日7時間しか眠れていない」という人や、加齢に伴って睡眠時間が短くなるのに「以前に比べて眠れなくなった」と訴える高齢者の方など…

精神生理性不眠症に悩む人と同じように、神経質な性格の方がこの逆説性不眠症になりやすい傾向があるのです。

関連記事:最適な睡眠時間ってある?季節で理想の睡眠時間は変化する?

こういった方々には睡眠専門医の診断、PSG(睡眠ポリグラフ検査:一晩入院して睡眠を調べる検査)等を受けたうえで、睡眠に問題なければそれを説明する必要があります。

そしてこの逆説性不眠症は精神生理性不眠症との区別が難しいこともあり、稀にですが不必要に睡眠薬が処方されたりすることもあります。

なので、そもそも睡眠には問題はないので当然睡眠薬を処方されても逆説性不眠症が改善することは少ないです(プラセボ効果で睡眠薬が処方されたということで、不眠に対する悩みが改善する場合もあります)。

関連記事:睡眠薬が効かない原因は別の睡眠障害が隠れている?

原因不明の特発性不眠症

この特発性不眠症は、主に乳児期~小児期に起こりやすい原因不明の不眠症と言われています(症状に関しては通常の不眠症と変わる点はありません)。

発達障害等がこの特発性不眠症に関連しているのではないかと言われていますが、まだはっきりとしたことは分かっていません。

人によっては、一生涯この原因不明の不眠症に悩まされる人もいます。

ちなみにここまで挙げている一次性不眠症、特発性不眠症、逆説性不眠症を合わせて「原発性不眠症」とひとまとめにする場合もあります。

身体疾患が原因の不眠や脳器質性疾患が原因の不眠(認知症を含む)

呼吸器疾患や高血圧などの循環器疾患等によっても、不眠が引き起こされる場合もあります。

【呼吸器疾患】 慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、肺気腫
【循環器疾患】 高血圧、虚血性心疾患、うっ血性心不全
【胃腸疾患】 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、過敏性腸症候群
【内分泌系】 糖尿病、クッシング症候群、末端肥大症、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症
【その他】 線維筋痛症、リウマチ性疾患、アトピー性皮膚炎(皮膚掻痒症)、アレルギー性鼻炎(花粉症など)、更年期障害、前立腺肥大
不眠の原因になる脳器質性疾患の種類 アルツハイマー病、パーキンソン病、脳梗塞、脳出血、認知症、頭部の外傷

非常に様々の種類の病気が原因で不眠になりますが、上記以外でも、

病気自体に不眠の併発がなくても、病気によるストレスや不安などで適応障害不眠症や精神生理性不眠になることもあります。

別の睡眠障害が原因の不眠

不眠症以外の別の睡眠障害が原因で不眠になる場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群 睡眠中に無呼吸や低呼吸になることで中途覚醒や十分に寝ていても熟眠感のない熟眠障害が起こりやすい
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群) 足や体に虫がはうようにモゾモゾしてなかなか寝付けない入眠障害や中途覚醒
周期性四肢運動障害 むずむず脚症候群と併発することが多い。主に中途覚醒(自覚がなく中途覚醒している場合もある)
こむら返り(夜間下肢有痛性筋痙攣) 入眠直前や睡眠中の中途覚醒時に起こりやすく、足の違和感や不安感で眠れないことがある
入眠期ミオクローヌス 主に寝入りばなのびくつき(基本は単発)での入眠障害
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うつ病などの精神疾患が原因の不眠

うつ病などの精神疾患(気分障害、統合失調症、不安性障害)の主な症状として不眠があります。うつ病患者の約90%に不眠の症状があり、またうつ病の前触れの症状として40パーセントの人がまず不眠を訴えます。

あらわれる症状は入眠障害や早朝覚醒等同じですが、通常の不眠症と比べてうつ病の不眠は症状の悪化が早いのが特徴です。

また前触れとして不眠の症状が出てしまうため、うつ病が原因の不眠症ということが見落とされることもあり、不眠だけに対する治療を行ってもなかなかうつ病も不眠も改善しないといったケースもあります。

最近ではうつ病などの精神疾患の理解も深まっているので、間違った診断をされるケースは少なくなっているそうです。

関連記事:不眠症とうつ病は関係がある?うつによる不眠症は実は違う?
関連記事:冬に眠い原因は冬のうつ病?対処法は太陽の光と南国旅行!?

服用している薬が原因の不眠

服用している薬によっては不眠の副作用があるものもあります。

例えば、

抗パーキンソン病治療薬
ドーパミン製剤(レポドパ)やドーパミンアゴニスト(プラミペキソール)等
降圧薬
クロニジン(カタプレス)やイルベサンタン(アバプロ、イルベタン)やアテノール(テノーミン)等
抗うつ薬
パロキセチン(パキシル)やデュロキセチン(サンバルタ)等

他にも中枢性刺激薬や抗てんかん薬等、非常に多くの薬の副作用として不眠があります。

詳しくは、引用元↑の記事をご覧ください。

食べ物や飲み物が原因の不眠

そして、食べ物や飲み物でも不眠の原因になるものがあります。

カフェイン入りの飲み物
コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ等
カフェイン入りの食べ物
チョコレート
乳製品
牛乳やチーズ等

カフェイン入りの飲み物はよく知られていますが、食べ物でいえばチョコレートなどもカフェインが入っています。

ちなみに乳製品自体の問題ではないのですが、稀に食物アレルギー性不眠などがあり、主に乳製品を中心とした食物が原因の不眠で非常に珍しい疾患です。

また、就寝前のアルコールは寝つきは良くなるのですが、浅い睡眠しかできなくなるので、アルコールも不眠症の原因にもなります(主に中途覚醒と熟眠障害)。

関連記事:寝酒の効果は寝つけない人にはok?でもデメリット多すぎ?!

生活リズムの乱れや睡眠環境・睡眠衛生が原因の不眠

生活リズム乱れ
夜勤などの昼夜交代のシフトワークや残業や徹夜、海外旅行での時差ぼけによる不眠等
睡眠環境・睡眠衛生
夜間工事の車の走行音や夜に見るコンビニなどの強い光などが原因の睡眠の阻害

関連記事:夜勤・交代勤務者に多い交代勤務型概日リズム睡眠障害とは?
関連記事:時差ボケの対策と解消法!機内での食事の我慢がカギ!?

例えば、大型連休中に夜更かしをし過ぎて、昼夜逆転してしまったりなどが分かりやすい生活リズムの乱れによる不眠です。

また強い光で言えば、特に最近ではスマートフォンなどを寝床に入っても見たりしていると、目から入る光で脳が覚醒しすぎて、なかなか眠ることが出来なくなります。

まとめ

  • 不眠症の中でも精神的緊張や不安等によって起こされる不眠(一次性不眠症)が最も多い原因
  • 十分に眠れていても睡眠のこだわりが強すぎて不眠に不満がある不眠症もある
  • 意外にも牛乳などで眠れなくなることもある(乳製品に多い食物アレルギー性不眠)

ちなみに紹介した原因は単独で起こるというよりかは、ほとんどの場合は複数の原因が重なることが多いです。

例えば、仕事のストレス(一次性不眠症)があり、かつ残業が多く(生活リズムの乱れの不眠)夜遅くでもコーヒーをがぶ飲みしている(飲み物が原因の不眠)等、ほとんどの場合は一つだけの原因ではないことが多いです。

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