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歯ぎしりの原因とは?別の睡眠障害が原因になっている?

歯ぎしり(歯軋り)※は睡眠障害的に言うと、睡眠時隋伴症の【睡眠時歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)】と言います。※食いしばりとも言います。

歯ぎしりの一番の原因は大まかに言うとストレスや歯科関連の問題なのですが、背後には別の睡眠障害が原因になっている場合もあります。

この記事では、歯ぎしりの一般的な原因(子供や大人の原因も含め)と、そしてその背後にある睡眠障害についてまとめています。

また、治療法などにも触れているので参考になればと思います。

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歯ぎしり(ブラキシズム)の原因は様々|子供の歯ぎしりは気にする必要はない?

歯ぎしりの原因は色々あり、その中でもストレスとの関連性が言われていますが、実はストレスが原因による歯ぎしりは1割程度と言われています※。

※〈歯ぎしりQ&A よくわかる睡眠時ブラキシズムの原因と対策:P9〉

そして、歯ぎしりは「多因子性疾患」と言われ、以下のように原因は様々です。また歯ぎしりが原因で起こり得るからだの不調も併せて載せています。

歯ぎしりの原因
  • ストレス
  • 歯科的な問題…未治療の虫歯、歯槽膿漏(慢性辺縁性歯周炎)、咬み合わせの異常
  • 寝る前の嗜好品の過剰摂取…アルコールやタバコの過剰摂取
  • 遺伝…本人以外にも親や兄弟などの血縁者に歯ぎしりが見られる場合がある
  • 服用している薬の副作用…抗うつ薬(SSRI)等
  • 逆流性食道炎…胃液などの不快感の解消のために歯ぎしりをしたりする
  • 睡眠障害…※後述しています。

関連記事:寝酒の効果は寝つけない人にはok?でもデメリット多すぎ?!

歯ぎしりの影響と考えられる体の不調
  • 肩こりや頭痛
  • 顎関節症
  • 口の周りの筋肉の痛み
  • 顎ずれ
  • 顔面変形

原因は様々ですが唯一共通して言えるのは、歯ぎしりはレム睡眠中の2段階目の深さや、レム睡眠とノンレム睡眠の切り替わる前後で起こる割合が多いことが分かっています。

また、歯周病の方は歯ぎしりによって症状が悪化しやすくなります。ちなみに、歯がない方でも歯ぎしりは起こります。

子供の歯ぎしりは気にする必要はない?

そして基本子供の歯ぎしりに関しては、11歳ぐらいまでの子供※の歯ぎしりは放っておいても構いません。※乳幼児含みます

11歳ごろまでは基本的に乳歯なので、乳歯の生える時期や乳歯から永久歯に生え変わる時期に歯ぎしりが起こります。仮に乳歯から永久歯に生え変わった後に歯ぎしりをしていても子供の歯ぎしりの咬合力(顎の力や噛む力)で、永久歯が傷つくとは考えにくいとされています。

もちろん、極端に歯が短くなっていてり、詰め物が歯ぎしりのせいで取れたり、歯や顎の痛みを訴える場合には治療が必要になってきます。※治療に関しては後述しています。

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歯ぎしりの原因は睡眠障害が背後にある?高齢者は認知症のサイン?

そして先程も触れている通り、歯ぎしりの背後には別の睡眠障害が隠れている場合もあります。

考えられる睡眠障害としては、以下のようなものがあります。

睡眠時無呼吸症候群 主に閉塞性睡眠時無呼吸症候群で、睡眠中に低呼吸/無呼吸になることで睡眠が浅くなり歯ぎしりが起こりやすい
むずむず脚症候群 足や体がむずむずすることで寝つきも睡眠の質も悪くなり、歯ぎしりが起こりやすくなる
周期性四肢運動障害 睡眠中に手足がピクピク動くことで、脳が自覚のない覚醒を起こし睡眠が浅くなる→歯ぎしりが起こりやすい
レム睡眠行動障害 レム睡眠時に咀嚼筋(顎を動かす筋肉)が動くことで歯ぎしりが起こる。(レム睡眠時には通常筋肉は緩んで動かない状態、レム睡眠行動障害はこの筋弛緩が起こらずに行動してしまう睡眠障害)

とりわけ閉塞性睡眠時無呼吸症候群は歯ぎしりとセットで起こることが多く、分かりやすい自覚症状として、寝起きに慢性的な頭痛を催す場合は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりが併発して起こっていると考えられます。

そして、レム睡眠行動障害は認知症の「レビー小体型認知症」の初期症状として起こることもあります。ですので、特に高齢者の方は単なる歯ぎしりと思っていても、実は認知症の初期症状として歯ぎしりがあらわれていたということが稀にあります。

悪い夢を見ても歯ぎしりはする?

また、悪夢をみている際にも歯ぎしりを起こしやすくります。

悪夢も悪夢障害という睡眠障害(睡眠時隋伴症)のひとつで、恐怖感を伴う夢を見た際に、強い精神的ストレスにさらされている場合に歯ぎしりは起こりやすいといわれています。

悪夢の原因とは?悪夢を見ない方法は睡眠時間を削れ!?

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歯ぎしりの治療法について|マウスピースは効かない人もいる?

そして歯ぎしりの治療法としては基本的にはマウスピース(ナイトガード)を使って、歯ぎしりの運動を抑制する方法があります。

※睡眠障害や睡眠障害以外の原因で歯ぎしりが起こっている場合は、それぞれの睡眠障害を治療の必要があります。また対策や改善に関しては、逆流性食道炎の場合はその治療を、アルコールやタバコが原因になっている場合は摂取を控える等、それぞれの対処法で違ってきます。

睡眠障害の治療に関しては↑のリンクからご覧になれます。

マウスピース(ナイトガード)による歯ぎしりの治療法

マウスピース(ナイトガード)による治療法はスプリント療法と呼ばれ、歯ぎしりの治療法としては最もポピュラーな治療法です。

睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療法とは?悪習慣にも効果あり?

イビキと歯ぎしりを併発している場合、イビキの原因となる睡眠時無呼吸症候群のマウスピースの治療法で歯ぎしりも治すことがあります。

マウスピース(ナイトガード)

このマウスピースを使うことで、歯ぎしりの動きも抑制でき、歯ぎしりが起きても歯の摩耗等を防ぐことが出来ます。

ですが、マウスピースをつけて歯ぎしりが収まらない人もいれば、マウスピースを外した途端にまた歯ぎしりを繰り返す人もなかにはいて、マウスピースの装着で逆に歯ぎしりが酷くなることもあり、効果を感じるのは個人差があるようです。

それでも歯が折れたり削れたりする点はマウスピースでは防げるため、現在は歯ぎしり治療の第一選択として選ばれています。

マウスピースが効果のない人への歯ぎしりの新しい治療法

そして現在マウスピースで歯ぎしりが改善しない場合の代替えとして、3つの新しい治療法が研究されています。

紹介する新しい治療法は、まだどれも歯ぎしりの治療法としては研究段階のものです。

高血圧治療薬による治療法
高血圧治療薬の「クロニジン」を使うことで交感神経を抑制する働きがあり、この交感神経を抑制することで歯ぎしりの動きも抑えられるとされている
ボトックス注射による治療法
美容でシワをとるボトックス注射にも、歯ぎしりの動きを弱める効果がある(韓国の研究グループの発表による)。歯ぎしりの動き自体はなくなるわけではなく、歯ぎしりの強さが弱くなることが特徴。ボトックス注射の効果は3~4か月なので、継続的に打っていく必要があり。
バイブレーションスプリントによる治療法
マウスピースを振動させて歯ぎしりの動きを抑制する方法(フィードバック刺激)。マウスピースにICチップやバイブレータを入れることで、マウスピースを振動させ、歯ぎしりの動きを抑制する方法で、約50%は抑制の効果がありといわれている※製品かはまだ

まとめ

  • 歯ぎしり(ブラキシズム)の原因は様々、悪化すると肩こりや頭痛、顎関節症になりやすくなる
  • 歯ぎしりは特に高齢者は認知症のサイン
  • 歯ぎしりの治療はマウスピース(ナイトガード)が主、現在新たな治療法が研究されている

歯ぎしりの原因の一つとして咬み合わせの異常を載せていますが、歯科的な分野からすると実は咬み合わせの異常による歯ぎしりは考えにくいとされています。

ですが、咬み合わせの異常が起こることで身体が歪みやすくなり、酷ければ体の中枢神経が圧迫されることで、血流障害等が起こりやすくなります。

特に睡眠に関して言えば、この血流障害が起こることで、筋肉の過度な緊張・末梢神経まで血液がいきわたらないことでの放熱不良などが、不眠症の原因にもなり得ります。

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