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睡眠時に足がピクピクと動く(痙攣する)のは、周期性四肢運動障害(同期性四肢運動障害とも呼ぶ)かもしれません。

周期性四肢運動障害の症状は基本的に寝ている時の足のピクつきで、足がムズムズするむずむず脚症候群が発症している患者の5~8割の方が併発します。

この記事では周期性四肢運動障害の症状と原因と治療法について書いています。

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周期性四肢運動障害の症状とは?自覚症状がない?!

まずこの周期性四肢運動障害(PLMD;Periodic Limb Movement Disoder、以下はPLMD)は、主に睡眠中(※1)に足(つま先や足首、ふくらはぎ、膝など)が自分の意思とは関係なくピクピクと痙攣することで、睡眠の質が浅くなってしまいます。

また腕にもこういったピクつきが生じます。

こういったピクつくことで睡眠の質が浅くなり、不眠に陥ったり、日中のひどい眠気を催すのがこの病気の症状です。

具体的にこのピクつきは、5~90秒間(※2)と短い間隔の間に、0.5~10秒(※3)ほど起こります。

  • (※1)PLMDは日中の覚醒時にも起こります。厳密に言うと覚醒時に起こるPLMDは、PLMs;Periodic Limb MovementSやPLMW;Periodic Limb Movement during Wakefullnessと言われます。
  • (※2)20~40秒がほとんど
  • (※3)1.5~2.5秒がほとんど

もう少し言えば睡眠時に足が痙攣することで、その痙攣で実は脳が覚醒状態になっていて眠りが浅くなるわけです。この痙攣を自覚して自身が目覚めることもあれば、目覚めていることを自覚していない場合があります。

ただほとんどの場合、目覚めていることを自覚していないことが多いため、知らず知らずの内に不眠症の症状である中途覚醒やもしくは熟眠障害のような不眠症の症状が出てしまうわけです。

自覚症状がない?!

なので、このPLMDはほとんど自覚症状がありません。その為、PLMDの症状は一緒に寝ているパートナー(妻や彼女)や家族が気付くことが多いのです。

またこのPLMDは閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA:以下OSA)と併発することが多く、イビキが特徴的なOSAの症状があるため、このPLMDのピクつきを見落としたり、または単なる不眠症や過眠症と片付けられることがあります。

そして、OSAを併発しているとこのPLMDが悪化しやすいことも分かっていて、OSAの治療であるCPAP治療をしている段階(終夜睡眠ポリグラフ検査;PSG)で発覚することがあります。

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周期性四肢運動障害原因となりやすい人の特徴とは?

またこの周期性四肢運動障害のはっきりとした原因は分かってはいませんが、むずむず脚症候群と同様に脳のドーパミンの合成異常が考えられます。

むずむず脚症候群の原因とは?女性や高齢者がなりやすい?

なりやすい人の特徴とは?

ですので、なりやすい人の特徴もむずむず脚症候群と似ていて、主に女性のほうがこのPLMDの有病率が高く、加齢に伴い発症率が高くなります(60歳以上だと3割以上が発症するデータがあるほどです)。

また意外にも、このPLMDの患者のほうがむずむず脚症候群の患者よりも多かったりします。

周期性四肢運動障害治療法はむずむず脚症候群と同じ?

そしてこのPLMDの治療法に関しても、基本的にはむずむず脚症候群と同様に薬物療法ではドーパミン作動薬を使います。

むずむず脚症候群の治療の薬物療法とは?完治はしない?

むずむず脚症候群と併発している場合はプラミペキソールを服用することで、どちらの症状も併せて改善することが分かっています。

非薬物療法も同様

PLMDの非薬物療法もむずむず脚症候群のように鉄分の摂取(実際薬物療法でもPLMDは鉄剤を使用します)をしたり、足のマッサージをしたりと同じように行います。

足がムズムズする時の対策と対処(解消)法!鉄分がカギ!?

また夕方以降に、アルコールやタバコ、カフェイン入りの飲み物を摂取することで、PLMDの症状が悪化することも分かっているため、注意が必要です。

まとめ

  • 周期性四肢運動障害のピクピク動くことで脳が知らず知らずのうちに覚醒状態になって睡眠が浅くなる
  • 周期性四肢運動障害は自覚症状がなく、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と併発していることも多く、気付きにくい
  • 周期性四肢運動障害の治療はむずむず脚症候群と薬物療法と非薬物療法ともほぼ同じ

またPLMDと特に勘違いしやすいものとして寝入りばなのびくつく入眠時のミオクローヌスや、睡眠時隋伴症のレム睡眠行動障害、夜間下肢有痛性筋痙攣(こむら返り)、睡眠癲癇(てんかん)などがあります。

眠ってるのに大きな声や暴力を振るうのはレム睡眠行動障害?

ちなみにPLMDの症状でも書いているように、このPLMDは足に限らず腕なども動いてしまうため、動いた腕や足が睡眠中のパートナーや家族に当たるので、レム睡眠行動障害の暴力的な症状と勘違いすることが稀にあります。

レム睡眠行動障害の睡眠はレム睡眠ですが、PLMDの時の睡眠のほとんどはノンレム睡眠です。

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