冬の寒さで朝布団やベッドから出られずになかなか起きれない…
こういった経験は、誰もが冬の寒い季節の朝の寝起きで経験するものですね。
基本的にはこういった冬の寒さで布団から抜け出せないというのは睡眠環境が原因で起こることがほとんどです。なので、原因と合わせて冬の寒さで起きれない人向けに対策法を書いているので参考にしてみてください。
冬の寒さで布団から出られないのは病気?
まず、冬の寒さで寝床からどうしても出られなくなる理由は↓の記事でも書いている通り、冬は日照時間の変化から睡眠時間は春夏よりも長くなる傾向があり、また冬特有のうつ病(冬うつ病)などによる影響で体内時計が狂い睡眠時間が長くなるというのが理由としてあります。
また、それ以外にも布団の中の温度と布団の外の気温差が激しいことで冬の寒い朝が一層起きにくくなります。
一般的に布団の中の温度は32~34度程度で、季節関係なく同じ温度です。
春や夏などは寝床の温度よりも少し引くいorほぼ同じ温度なのでそこまで起きにくくないのですが、布団の中と布団の外とでは冬はどうしても気温差がでてしまいます。
なので、基本的に冬の布団の中の温度となるべく気温差がなければスムーズに冬でも起きれるわけです。
綿素材の掛布団の重ね掛けは冬の寝起きを悪くする?
で、少し対策法を述べる前に掛布団について触れておくと…
寒いと毛布や掛布団を重ね掛けすることがあると思いますが、重ね掛けをし過ぎると掛布団の重さで体が圧迫され、体の血行が悪くなり睡眠の質が悪くなることがあります。
特に、綿素材の掛布団の重ね掛けは非常に重たくおすすめできません。
また重い掛布団では寝がえりしにくくなることで、体の一定の場所に血液が滞留していざ起きるときにうまく体全体に血が巡らなくなり、さらに目覚めも悪くなり、朝布団から出られずに起きにくい状態になってしまいます。
なので↓の記事でも紹介していますが、秋冬の寒い時期であればなるべく掛布団は羽毛布団や、毛布でもポリエステル素材の軽いマイクロファイバー素材の毛布を使用することをおすすめします。
ちなみに羽毛布団を買うなら、なるべくキルティング加工の目が細かいものを選べば、中身が偏ったりしにくいのでおすすめです。
綿素材の布団が冬に適さない?
またもう少し綿布団の話をすると、綿わた素材の掛布団だと羽毛より重いというのもありますが、中綿の偏りがどうしても出てしまうので、その偏りで体のどこか一か所が重たくなることで、その部分だけ血行が悪くなるという可能性もあります。
そして綿布団は汗はよく吸収してくれますが、汗などの水分の発散性は羽毛よりも乏しく、天日干ししないと湿気が飛びません(湿気が布団にあるとヒンヤリして冷く、特に冬の睡眠の質を下げます)。
特に冬は天日干しをしていても外気が冷たいせいで長めに干す人がいますが、夕方以降に干していると逆に空気中の湿気を吸収してしまうため、綿布団を冬に使用するのは実は結構難しかったりします。
ですので、綿布団でも天日干し等をしっかりとすればそこまで問題ありません。
また比較的よく知られていますが、掛布団でも綿やポリエステル素材の化合繊維なら毛布は掛布団の下に、羽毛掛け布団なら上に毛布というような順番が保温性が高いと言われています。
なので、綿の布団は使いにくい部分もありますが、使いようによっては全く冬に使えないというわけでもありません。
冬の布団やからなかなか出られない場合の2つの工夫
そして↑で述べたような羽毛布団等以外にも、寒い時期の朝の起床をよくるする方法がいくつかあります。
- エアコンの暖房を起床時間に併せてタイマーをかけておく
- 布団の高さを変える
エアコンの暖房を起床時間に併せてタイマーをかけておく
まずはエアコンで暖房のタイマー設定で起床の30分前につける設定にしておきましょう。
そうすることで、朝の寒い時間帯でも寝床の温度と布団の外の温度差が少なくなり、スムーズに布団から出られるはずです。
ちなみに一晩中暖房をつけておくのはあまりおすすめはできません。空気が乾燥することで鼻の粘膜が乾燥しやすくなり(粘膜が乾くと空気中のウイルスをキャッチできない)、風邪をひきやすくなるからです。
布団の高さを変える
そして次に布団の高さをなるべく高くすることです(スプリングマットのような分厚いマットレスを布団の下に敷くだけでも構いません)。
床から近い位置に布団があると、冷たい空気が下に集まっているので、その空気の冷たさでなかなか布団から抜け出すことが出来ません。
流石に布団からベッドとなると睡眠環境を大幅に変えることになるので、薄めのマットレスやもしくは敷布団を重ねて敷くことでも効果は違ってきます。
まとめ
- 冬に起きれないのは布団の中の温度と布団の外の温度の気温差が激しいため
- 掛布団の重ね掛けは逆に重さで体の血行が悪くなる、特に綿の掛布団は重たい
- 冬の朝はできれば起床前にエアコン暖房をつくように設定しておく
また冬の寒さで目覚めが悪かったり起きれないのは、就寝前の寝酒等による睡眠の質の低下も考えられます。
→寝酒の効果は寝つけない人にはok?でもデメリット多すぎ?!
アルコールを摂取すると冬は体も暖まり寝つきは良くなりますが、↑の記事も書いているとおり、就寝直前の飲酒に良いことはほとんどありません。
特に寝酒の筋弛緩作用などで、気道の筋肉が緩むことで起こる睡眠時無呼吸症候群などにもなりやすくなるので、結果熟眠感もなく朝の寒さとあいまって中々布団やベッドから出られなくなってしまうわけです。