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朝早く起きてしまう早朝覚醒の原因とは?不眠症悪化のサイン?

「朝早くに早朝には目が覚めてしまう…」

「夜明け前の朝の2時や3時の時間帯に起きてしまう」

こういった早朝に目覚めてしまうのは、不眠症の早朝覚醒(そうちょうかくせい)※かもしれません。※早期覚醒(そうきかくせい)や深夜覚醒(しんやかくせい)とも言います。成人に約7.9%にみられる不眠の症状です。

症状としては、本人が望む起床時間or通常の起床時間の2時間以上前に起きてしまい、目覚めた後に再度眠れない状態を指します。

そして、早朝覚醒の原因としては大きく分けると、加齢、うつ病、寝具等による物理的な原因の3つがあります。

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早朝覚醒の原因は加齢|思い込みによる不眠の場合もある?

まず、早朝覚醒で最も多い原因は加齢によるものです。

さらに言えば、加齢によって睡眠力が落ちてしまい睡眠自体が浅くなったり、体内時計が早くなりすぎることで早朝覚醒を起こしやすくなります。

睡眠力の低下 高齢になればなるほど睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が少なくなることで睡眠が浅くなったり、筋肉量が減ることで日中の代謝が減るので睡眠時間も短くなる。
体内時計が前倒しになる 現役で働いている頃は日中の刺激(太陽の光、仕事、人との会話等)が多いので体内時計が調整されるが、仕事や人との会話が極端に少なくなることで、体内時計を調整するものが少なくなり、前倒ししやすくなる※。

※体内時計が前倒しになることを睡眠相前進症候群とも言います。
関連記事:夕方眠くなり朝早く起きてしまうのは睡眠相前進症候群かも?

ちなみに個人差はありますが、65歳を過ぎると平均6時間程度が最適な睡眠時間と言われています。また厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針」によると65歳の就床時間の平均は夜9時という調査報告もあります。

関連記事:最適な睡眠時間ってある?季節で理想の睡眠時間は変化する?

なのでこのことから考えると、高齢の方が夜9時に就寝して朝の3時頃の早朝に目覚めてしまうことは至って普通で、実際は問題ありません。

ただ、早朝に早く起きることで日中に眠気を感じたり、本人が早朝に目覚めてしまうことにひどくストレスや不満を感じているのなら問題です。

思い込みによる不眠の場合もある?

とはいえ、現役で働いているときは8時間ほど寝れていたのに、定年退職後は6時間程度しか眠れなくなるというのは、↑で話しているように実は自然なことなのですが、睡眠に対してこだわりのある人の場合は、”8時間睡眠じゃないといけない”等の思い込みで不眠になることがあります。

こういった睡眠時間に対して思い込みのある不眠を「逆説性不眠症」といい、厳密には不眠症ではないのですが、睡眠時間をしっかりととれていない思い込みがストレスになり、そのストレスで眠れなくなってしまうということがあります。

不眠症の原因とは?一番多い原因は何?

逆説性不眠やストレス性の不眠に感しては↑の記事で詳しく触れています。

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早朝覚醒の原因はうつ病?不眠症の悪化のサイン?

そして冒頭でも触れているように、うつ病による不眠症でも早朝覚醒が起こりやすくなります。

特に、内因性のうつ病(統合失調症)や、メランコリー型のうつ病の方の不眠の特徴として早朝覚醒がよく言われています。

関連記事:不眠症とうつ病は関係がある?うつによる不眠症は実は違う?

他の原因の早朝覚醒と比べ、うつ病の早朝覚醒の場合、仮に早朝に目覚めたとしても、その後眠れる場合が多いです。
ですが、浅い眠りが続いてしまうため、朝起きてもぐっすり寝た感じがせずに「なかなか寝床からなかなか離れられない」というような症状がうつ病の早朝覚醒では特徴的です。

不眠症の症状悪化のサインが早朝覚醒?

特にうつ病の前触れの症状として不眠症の症状が出はじめますが、従来の不眠症の場合、
寝つきが悪い入眠障害」→「夜中に何度も目が覚める中途覚醒」→「朝早くに目が覚めてしまう早朝覚醒」というように不眠の症状が重なってどんどん症状が悪化していきます。

ですので、早朝覚醒が起こっている時点で、不眠症orうつ病が相当慢性化しているというサインとも実は取れます(高齢者の早朝覚醒とは別です)。

そして、うつ病による不眠の場合も起こる不眠の症状は一緒ですが、それぞれの症状が重なって悪化するスピードが非常に早いのが特徴です。

なので、寝つきが悪くなったなぁと感じた矢先に「なんか最近朝に目が覚めてしまうなぁ」という症状が出たらうつ病かも?ということを疑う必要が出てきます。

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早朝覚醒の原因は枕やマットレスなどの寝具の場合もある?冬には要注意?

また使用している枕や布団(マットレス)などの寝具が原因で寝返りが打てていないことで、早朝覚醒を引き起こしている可能性があります。

通常、寝返りは寝入りばなの深睡眠が終わった後(入眠から約3時間後)※にしだすのですが、その際に寝返りがスムーズに打てないと、深睡眠が終わったタイミングの早朝に寝返りが打てない寝苦しさで起きてしまうことがあります。

※あくまでも説ですが、入眠してからの深睡眠(アンカースリープ)をとっているときには、寝返りはほとんどしないといわれています。ちなみにこの深睡眠のことをゴールデンタイムとも言います。

関連記事:睡眠のゴールデンタイムの嘘は嘘?目覚めにも黄金時間あり?

特に低品質な低反発のマットレスなどを利用していると※、寝返りも打ちづらく、さらに熱がこもりやすく大量に寝汗をかいて早朝覚醒を起こしやすくなるのです。

※低反発のマットレスは沈み込み過ぎる場合があるので、寝返りがしずらいという報告があります。

冬には要注意?

また、冬であれば重過ぎる掛布団などが原因で寝返りが打ちづらくなることで、入眠から3時間後の寝返りが始まる時間に寝苦しさを感じ、早朝覚醒が起きやすくなります。

特に「寒さで起きれない時の対策!綿の布団が冬の寝起きの元凶!?」でも書いていますが、綿素材の布団を重ねがけしていると、体を圧迫してしまうので、スムーズに寝返りができないので、深睡眠が終わった後の寝返りの打ちづらさで目覚めてしまうのです。

また寝返りとは違いますが、冬の寒い時期に使う電気毛布をつけっぱなしで寝てしまうと※、メラトニンの分泌が悪くなり、早朝覚醒を起こしやすくなります。

関連記事:こたつや電気毛布で寝ると何故体に悪い?不眠症になる?!

メラトニンの分泌が悪くなるのは高齢者に限らず、若い方にも起こるので注意が必要です。

※体は寝ているときは深部の体温が低くなっています。ですが電気毛布などを使用することで、十分に深部体温が下がらずに、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されにくくなります。

ちなみに寝返りのことに触れると、妊婦の早朝覚醒もお腹が大きくなるにつれて寝返りが打ちづらいことで起こりやすくなります。

まとめ

  • 早朝覚醒の原因は加齢による睡眠力の低下と、体内時計が前倒し(高齢者の場合)。
  • うつ病の不眠の症状として早朝覚醒が特徴的、不眠の症状が悪化しているサイン。
  • 寝具や妊娠などの要因で寝返りがスムーズに打てないことで早朝覚醒が起こっている場合もある。

ちなみに睡眠薬の副作用で、早朝覚醒が起こることもあります(厳密には副作用ではないのですが、副作用の一つとして数えられます)。

睡眠薬の副作用ってどうなの?副作用が少ないのってある?

これは単純に本来は早朝覚醒の症状があるにも関わらず、入眠障害の患者に処方される超短時間作用型や短時間作用型の睡眠薬しか処方されていなかったりすることが原因だったりします。

もちろん、医師に上手く早朝覚醒が起こっていることが伝わっていないことや、医師の判断ミスなどが考えられます。

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