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不眠に効く漢方薬-睡眠薬との違いとは?

不眠症の治療で使われる漢方薬は、睡眠薬などに比べて即効性のあるものではありません。

ですが、睡眠薬の副作用のようなものがない分、不眠症の治療では積極的に漢方薬も使われています。

この記事では不眠治療に処方される漢方薬の効能やどういった人に処方されるのか等紹介しています。また実際に医師から処方される漢方薬も一覧にているので参考にしてみてください。

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不眠治療で処方される漢方薬は何が違う?どういった人に睡眠薬ではなく漢方薬が処方されるのか?

まず不眠など睡眠障害で処方される漢方薬というのは、ほとんどが医療用漢方製剤(エキス製剤)と呼ばれるものです。

通常、漢方薬はお湯などで煎じて飲むのですが、予めその煎じたエキスを抽出しているのが医療用漢方製剤(エキス製剤)で、それに乳糖など(腑形薬)を混ぜて飲みやすく加工しています。

どういった人が睡眠薬ではなく漢方薬を使うのか?

こういった漢方薬が、睡眠薬の代わりに処方されるのは色々な理由があります。

例えば、睡眠薬のような西洋薬を服用するのに抵抗感がある人や、不眠に対するこだわりが強く神経質な人に漢方薬は処方されます。

冒頭でも触れている通り睡眠薬で副作用が出てしまう方に、漢方薬に薬を切り替えることもあります。

そして女性であれば、PMS(月経前症候群)や更年期障害が原因による不眠の場合は、漢方薬を用いることがよくあります。

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不眠治療で処方される漢方薬一覧

そして不眠症で処方される漢方薬には不眠の症状で処方されますが、どちらかと言うと処方される人の体質で決めていきます。

  • 虚症…虚弱でやせ形の人
  • 実証…体力があり体格のいい人

この体質には「虚症(きょしょう)」と「実証(じっしょう)」の2つあり、それぞれの体質により処方される漢方薬も異なってきます。

虚症の人に処方される不眠症患者向け漢方薬

抑肝散(よくかんさん) 不安を感じやすい・緊張しやすい人向け
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ) 中年以降の不安を感じやすい・緊張しやすい人向け
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう) 動悸や息切れ、寝汗などがある人
加味帰脾湯(かみきひとう) 興奮を抑える、抑うつによる不眠患者向け
酸棗仁湯(さんそうにんとう) 中途覚醒などで夜中に起きてしまう人向け
甘麦大棗湯(かんばくだいそうとう) 主に女性に使われる乳児の夜泣きにも効果あり
八味地黄丸(はちみじおうがん) 高齢者の早朝覚醒向け
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) 喉のつっかえや異物感や胃腸などの不快感がある人向け
桂枝加竜骨杜蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう) 神経が昂りやすい人向け
帰脾湯(きひとう) 疲れやすく貧血で動悸がある人向け

一般的に睡眠薬はアルコールと飲み合わせはNGですが、八味地黄丸のみに限ってお酒との併用を勧めています。


八味地黄丸料エキス錠 540錠(カネボウ)(ハチミジオウガンリョウエキスジョウ)

八味地黄丸は水で飲むと胃腸が荒れてしまうため、お酒と一緒に服用することで胃腸の荒れを防ぎます。

関連記事:睡眠薬と酒の併用はNG?併用してもOKな薬もある?

実証の人に処方される不眠症患者向け漢方薬

黄連解毒湯(おうれんげどくとう) 高血圧による不眠症患者向け(のぼせたり、イライラする人)
柴胡加竜骨杜蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 怒りっぽく落ち着きのない人や神経質な人向け
大柴胡湯(だいさいこうとう) 肩こり等を伴う不眠患者向け
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漢方薬と睡眠薬の違いとは?飲み方も違う?

また漢方薬は冒頭でも文中でも触れている通り、睡眠薬の副作用等が出る人・気になる人等向けに処方されるわけですが、睡眠薬とは薬の考え方が違います。

漢方薬では眠れるように体質改善をしていくことが目的の薬で、睡眠薬は睡眠導入剤のように直接睡眠を促すものです。

なので、漢方薬には即効性のある催眠作用があるわけではなく、徐々に体が眠れるような体質になっていきます。

薬の飲み方も睡眠薬とは異なる?

そして漢方薬の場合、飲み方も睡眠薬とは違います。

基本的には一日の服用量が5~6g程度なのですが、漢方薬は1度に服用はせず、一日に2~3回に分けて服用していき(睡眠薬は眠る前に服用する)、不眠が改善されてきたら服用を就寝前に1回服用するというような飲み方です。

なので、飲み方からも分かるように漢方薬は徐々に眠れるような体に体質改善していき、不眠を改善していくわけです。

まとめ

  • 不眠治療に漢方薬を使う背景としては睡眠薬の副作用や睡眠薬に抵抗感がある人がいるから
  • 不眠の漢方薬の処方には体質によって処方される薬が異なる
  • 睡眠薬は直接的に眠れるようにしていく薬で、漢方薬は眠れる体を作っていく薬

現在、インターネットでもここで挙げたような漢方薬は購入はできますが、医師からの処方箋がないと健康保険適用にはなりません。

※改めて言う必要はありませんが、健康保険適用だと安くなります。

なので、まずは自己診断せずに医師の診断を仰ぎ、服用されることをお勧めします。

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