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市販の睡眠薬(睡眠改善薬)

薬局やドラッグストア等の市販で買える睡眠薬の効果は、催眠作用があるのという意味では病院で処方される睡眠薬と効果は一緒ですが、全く異なる薬と考えなければいけません。

特に、市販の睡眠薬の常用は服用していくうちに効きにくくなってきます。

またよく市販の睡眠薬で強いモノや即効性のあるモノを求める声もありますが、そういったことについても解説しています。

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市販の睡眠薬の効果とは?全く眠気を感じない人もいる?

まず市販で売られている睡眠薬は、厳密に言うと睡眠薬ではなく睡眠改善薬、睡眠鎮静剤※といわれるものです。※睡眠鎮静剤については後述しています。

特に睡眠改善薬の話をしていくと、普段、風邪薬や花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)を飲んだ時に眠くなる副作用があるのですが、この副作用を逆に利用したのが市販で買える睡眠改善薬です。

ただ、この抗ヒスタミン作用の眠気を全く感じない人もいて非常に個人差があり、市販の睡眠改善薬は全く効かない人もいるわけです。

※睡眠改善薬に使われている抗ヒスタミン薬は第1世代の抗ヒスタミンを使用した睡眠改善薬で、主にジフェンヒドラミン塩酸塩が使われます。

医師から処方される睡眠薬との違いとは?

そして、この睡眠改善薬と医師から処方される睡眠薬での一番の違いは耐性という副作用です。

睡眠改善薬の場合、毎日服用するとその薬に対する耐性ができてしまうので、効きにくくなります(耐性形成は服用4日目と言われています)。もちろん、処方される睡眠薬にも耐性はありますが、それは6か月以上の長期服用によるものです。

なので、睡眠改善薬を使用するなら一時的な不眠(時差ぼけ、出張先や旅先だと眠れない時などに)に服用するのが基本です。

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薬局で買える市販の睡眠薬に強力なものはない?

そしてよく言われるのは、市販の睡眠改善薬で強力なモノや即効性があるモノはあるのか?ということなのですが、結論から言うとありません。

市販で買える抗ヒスタミンの睡眠改善薬はすべて一緒?

何故かというと、先程も述べていますが睡眠改善薬の抗ヒスタミン作用にはジフェンヒドラミン塩酸塩が使われているのですが、以下表に載せているどの睡眠改善薬も1回あたりのジフェンヒドラミン塩酸塩の量は、実は50mgとすべて同じだからです。

商品名 会社名 タイプ
ドリエル エスエス製薬 錠剤
ドリエルEX エスエス製薬 カプセル
アンミナイト ゼリア新薬 液体
カナコSP 東宝製薬 錠剤
グ・スリーP 日東薬品工業、第一三共ヘルスケア 錠剤
ドリーミオ 資生堂薬品会社 錠剤
ナイフル 日邦薬品 錠剤
ハイヤスミンA 福地製薬 錠剤
マイレストS 佐藤製薬 カプセル
ハルナー 浅田飴 カプセル
カローミン 大昭製薬、報国製薬 錠剤
リポスミン 皇漢堂製薬 錠剤
ドリーネン 東宝製薬 錠剤
ヨネール 米田薬品 錠剤
ネオディ 大正製薬 錠剤
プロリズム カイゲン カプセル
スリーペイド 岩城製薬 錠剤

なのではっきり言ってしまえば、ドリエルに効き目がなかったからといって、次はアンミナイト→カナコSP→マイレストS…と睡眠改善薬を次々と変えて服用し続けても不眠は改善されることは基本ありません(そもそも抗ヒスタミン薬で眠気を感じない人もいるわけですから)。

例外もあり?別のジフェンヒドラミン塩酸塩系の睡眠改善薬を次々と飲みかえても効果があることもある?

ただ例外もあり、自分と同じように不眠で悩んでいる友人から勧められて、別のジフェンヒドラミン塩酸塩系の睡眠改善薬を飲むと不眠が改善されることもあります。

これはプラセボ(思い込み)効果で、あの人が言っているなら効果があるはずだだとか、睡眠改善薬を変えたことで不眠が改善した、等のような思い込み効果によるものです(仮に、本当は抗ヒスタミン作用で全く眠気を感じない人にも効く場合があります)。例えば、ネット掲示板の口コミを見たりして等。

ですので、この記事を見ている方はプラセボ効果で他のジフェンヒドラミン塩酸塩系の睡眠改善薬を服用して効くことはないかもしれません笑…

なので、液体タイプ、コーティング錠剤、カプセルなどの服用感別でのプラセボ効果があることも考えられます(カプセルだと喉につっかえてちゃんと飲めているかわからなかったから、液体タイプを飲んだら効果を感じたなど)。

抗ヒスタミン以外の睡眠改善薬もあり?

ただこういった抗ヒスタミンの作用以外にも、睡眠を改善する市販薬も実はあります。

ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素系の睡眠鎮静剤


【すぐ発送】伊丹製薬 鎮静剤 ウット 12錠 【第(2)類医薬品】

この「ウット」という睡眠鎮静剤は、主にブロムワレリル尿素とアリルイソプロピルアセチル尿素で眠気の他に、イライラや不安、緊張、恐怖感などを抑える作用があります。

どちらかと言うと、「ウット」不安や心配など考え過ぎて眠れないという方向けの市販の睡眠改善薬です。

ですが、一回服用時に25mgのジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されているので、ジフェンヒドラミン塩酸塩が主成分の睡眠改善薬を服用して効果がない方には、効きにくいかもしれません。

生薬成分の睡眠改善薬

そして、以前大正製薬さんから出ていた生薬の入った睡眠鎮静剤「レスティ錠」という主に生薬が配合されている睡眠改善薬(厳密に言うと睡眠鎮静剤)が販売されていたのですが、現在は販売停止しています。


【第2類医薬品】【一元製薬】抑肝散 350錠 ※お取り寄せ商品 【RCP】【02P09Jul16】

その代わりというわけではないのですが、市販の漢方薬で抑肝散(よくかんさん)というものもあります。これはレスティ錠とほぼ生薬等の配合も同じで、催眠作用や鎮静作用があり抗不安作用もあるモノです。

ここまで書いていることで分かる通り、強力な市販の睡眠薬や即効性のある市販の睡眠薬(睡眠改善薬や睡眠鎮静剤)というのはないというの分かると思います。どちらかと言うと自分にその市販薬があうかどうか(厳密に言えば、抗ヒスタミン作用で自分は眠くなるのか?)というのが一番の問題になってくると思います。

なので選択肢としては、ジフェンヒドラミン塩酸塩が主成分の「ドリエルなど」の睡眠改善薬か、ブロムワレリル尿素等が主成分の「ウット」のような睡眠鎮静剤か、市販の漢方薬の「抑肝散」の3択になると思います。

とは言ってもどれを試しても仮に慢性的に不眠に悩まされているなら、ほぼ不眠症と言っても過言ではないので、医師から処方される睡眠薬を服用するか、もしくは薬物療法に抵抗があるなら認知療法などで改善していく形になります。

いずれにしても、不眠の専門医に見てもらう必要があります。

仮に市販の睡眠薬で効果が不眠が改善されても見落とせない副作用とは?

ちなみに睡眠改善薬の話に戻すと、↑で述べた耐性の副作用以外にも、医師から処方される睡眠薬と同様に持ち越し効果※等の副作用もあります。

こういった副作用の中でも、抗ヒスタミン系の睡眠改善薬特有のインペアード・パフォーマンスというものがあります。

このインペアード・パフォーマンスと言うのは、集中力や判断力、作業能力・効率が低下する副作用で、日中の仕事や学業に支障をきたす恐れがあるので注意が必要です。

また、インペアード・パフォーマンスはアルコールと併用するとさらに酷くなります。

※催眠作用等の眠気が日中も続くなどの副作用。副作用に関しては「睡眠薬の副作用ってどうなの?副作用が少ないのってある?」と「睡眠薬と酒の併用はNG?併用してもOKな薬もある?」も合わせてご覧ください。

まとめ

  • 市販の睡眠薬は睡眠改善薬で、一時的な不眠に服用する(頓服)薬で、医師の処方箋必要な睡眠薬とは全く別物
  • 市販の睡眠改善薬や睡眠鎮静剤に強力なモノ即効性があるモノはない、その人に合うか合わないか
  • 市販の抗ヒスタミンの睡眠改善薬にはインペアード・パフォーマンスという日中に影響を及ぼす副作用がある

ちなみにこういった医師の処方無しで、売られる市販薬をOTC薬品と言います。

OTCはOver The Counterの略です。

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