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睡眠薬が効かない原因とは?別の睡眠障害が隠れている?

睡眠薬を飲んでも効かないし眠れない…

実はこういった医師(不眠の専門医)が診断し、不眠症患者の方向けに処方された睡眠薬でも効果が感じられないということはよくあります。

睡眠薬が聞いていない原因は様々ですが、場合によっては不眠症ではなく実は他の睡眠障害が隠れていることだってあります。

それも含めどういったことが原因で睡眠薬が効かないのか解説しています。また、最後にちょろっと市販の睡眠薬(睡眠改善薬)が効かない理由についても触れています。

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睡眠薬が効かないというのは実はよくあること?

まず冒頭でも述べているように、処方された睡眠薬がその人に効くかどうかというのは、実際服用してみないと分からず、使ってみてその睡眠薬が効かないというのは結構よくあることだったりします。

※市販の睡眠薬(睡眠改善薬)にの効く効かないについては、この記事の一番最後に触れています。

例えば、不眠症の症状で寝つきが悪い入眠障害(入眠困難)の症状の人が二人いて、二人ともにマイスリー(ゾルピデム)を服用してもらっても、マイスリーが効く人と効かない人もいるのです。また反対にマイスリーが効く人には、ハルシオン(トリアゾラム)が効かないなどもあるわけです。その逆もしかりです。

こういった同じ症状で同じ薬を使っているのに効く人と効かない人がいるのは睡眠薬に限らず、どういった病気の薬物療法でもよく見られることで、決して珍しくはありません(具体的になぜこういう事が起こるかは分かってはいません)。

もちろん、実は重度な不眠症なのに、軽度な不眠症向けの睡眠薬を処方されていることも考えられますし、既にその睡眠薬の長期服用(6か月以上)による耐性が出来上がってしまっていることだって考えられます。

関連記事:睡眠薬の副作用ってどうなの?副作用が少ないのってある?
関連記事:睡眠薬との飲み合わせでNGな飲み物や併用NGの薬とは?

また睡眠薬の種類によっては他の薬との飲み合わせや、カフェインやニコチンの摂取で効果が減弱する睡眠薬もあるので注意が必要です。↑の記事でも書いていますが、特にラメルテオン(ロゼレム)はカフェインやニコチンと相性が悪く、効果を弱めることが分かっています。

効かないからといって服用量を守らないとNG!

ただ、効かないからといって自分の判断で睡眠薬の服用量を勝手に増やすのはNGです。

もちろん、医師の判断のもとでマイスリーを5mg服用して効果がなければ、1回の服用限度の範囲内で10mgと量を増やして効果があることもあります(マイスリーの1回の服用は5mg~10mgと定められていて、マイスリーは5mgと10mgと錠剤が2種類あります。)。

ですが、例えばマイスリーを既に10mg服用しているのに、もう1錠自分の判断で勝手に服用量を増やすのは、1回の服用の限度を超すためNGです。

これはマイスリーに限らず、他の睡眠薬でも共通して言えることです。

なので、睡眠薬の量を1回の服用限度を既に越してもその睡眠薬が効かない場合は、別の睡眠薬が処方されることがあります。

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睡眠薬が効かないのは別の睡眠障害かもしれない?

そして、こういった睡眠薬が効かないというのはそもそも別の睡眠障害による不眠の場合も考えられます。

具体的な睡眠障害としては、睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)や周期性四肢運動障害(PLMD)等の可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群なのに睡眠薬を服用すると悪化する?

特にSASの患者が睡眠薬を服用すると、さらにSASが悪化する場合があります。

このSASは元々、舌や顎の根元が睡眠時に気道を塞ぐことで無呼吸/低呼吸になる睡眠障害なのですが、睡眠薬を服用することで睡眠薬の作用である筋弛緩作用※が働き、舌や顎の根元を支えている筋肉が緩むことで気道をさらに閉塞させてしまい、SASが悪化してしまうのです。

※通常の睡眠でも、レム睡眠時に筋弛緩は起こります。また睡眠薬によっては筋弛緩のない睡眠薬もあります(例えば、マイスリーなど)。

なので、こういったSASに気付かずに不眠症患者向けの処方薬を服用して続けても悪化することがあっても、改善することはありません。※SASの治療についてはCPAP治療法やマウスピースの治療法があります。

ただ、もしベッドパートナーがいない場合や寝室は一人で寝ている場合などは、睡眠時無呼吸症候群のイビキは自分で気づかないこともあるので、実際SASかどうか判断するにはポリソムノグラフィー(PSG検査)といって、一晩病院に泊まって睡眠状況を診断する必要があります。

また周期性四肢運動障害(以下PLMD)については軽く触れておくと、睡眠中に足が勝手にピクピクと痙攣する睡眠障害で、ピクピクすることで脳が睡眠中に覚醒してしまい(覚醒と言っても自覚のない覚醒)、十分な睡眠をとっても眠れていないというような熟眠障害の症状を訴えるのが特徴的です。

睡眠中に足がピクピク痙攣する周期性四肢運動障害の症状や原因とは?

いずれにしてもこのSASとPLMDは不眠の症状(中途覚醒熟眠障害)が出ても、この睡眠障害自体の症状を自分では自覚できない場合が多いです(SASのイビキは自分で気付くこともありますし、足のピク付きも自覚症状がある人もいます)。

その為、いくら睡眠薬を変えても睡眠が改善されない場合は、こういった睡眠障害の可能性があることも覚えておいてほしいと思います。

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睡眠薬が効かないのはうつ病による不眠の可能性もある?

また、睡眠薬が効かないというのはそもそもうつ病の可能性もあったりします。

通常、うつ病患者にも不眠症患者と同じく睡眠薬を処方されますが、うつ病患者の不眠で用いられるのは抗うつ薬(パキシル等)です。この抗うつ薬にも眠気を促す作用があるため、抗うつ薬を単剤で処方されて不眠も改善させるという治療方法です。もちろん、不眠の症状によって睡眠薬との併用もあります。

うつ病には効きにくい睡眠薬がある?

ですが、このうつ病による不眠ではなく単なる不眠症と誤って診断された場合※に、処方される睡眠薬によっては効かないこともあります。

※うつ病の初期症状はまず不眠から始まるのですが、不眠の段階でうつ病なのかどうかをしっかりと判断するのは難しいのが正直なところです。

不眠症の原因とは?一番多い原因は何?」でも書いていますが、不眠の原因は心的なストレスによるモノなら、一般的に軽度な不眠症患者に処方されるマイスリー等は効きにくいです。

実は、マイスリーには抗不安作用がありません。精神的なものからくる不眠(うつによる不眠)に関しては、効かない場合もあるわけです(抗不安作用がある睡眠薬ではベンゾジアゼピン系ではハルシオン、非ベンゾジアゼピン系ではアモバン等があります)。

これはあくまでもマイスリー単体でうつ病の不眠が効かないというだけであって、抗うつ薬と併用すれば問題ないです(もちろん、薬の合う合わないはあります)。

まとめ

  • 医師から処方される睡眠薬が効かない場合もある
  • 睡眠薬が効かない原因は睡眠時無呼吸症候群などの別の睡眠障害の可能性がある
  • うつによる不眠では抗不安のない睡眠薬では効かない場合がある

また、薬局やドラッグストアで購入できる市販の睡眠薬(厳密に言えば睡眠改善薬)は、主成分のジフェンヒドラミン塩酸塩系の抗ヒスタミン※が全く効かず、眠気を感じない人もいます。

※抗ヒスタミンは風邪薬や花粉症薬に含まれる鼻水を止めるために配合されている成分で、その副作用に眠気があり、睡眠改善薬はその副作用を利用したもの。

そしてどの会社から販売されている睡眠改善薬もジフェンヒドラミン塩酸塩の量はどれも一緒なので、ドリエルが効かなかったからと言って、別の他社の睡眠改善薬に変えて服用しても効くことは稀です。

市販の睡眠薬の効果とは?市販の睡眠薬に強力なものはない?

もし現在市販の睡眠薬を服用して効かない人は、詳しくは↑の記事で書いているので参考にしてみてください。

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